宵の明星(金星) [鹿児島]
最近、宵の明星(金星)がきれいなので撮りました。
本当は名前のとおり金色に輝いているんですがカメラがボロいので白い点としか映りません。
ヴィーナス(女神)という名に恥じぬ美しい天体です。
春先には桜の花とのコラボで幻想的な雰囲気を醸し出し秋には日の出に先駆けて輝く
開けの明星として人々の心を打つ金星。
それと冬の大三角のシリウス、ベテルギウス、プロキオンも撮ろうと思いましたがシリウス
しか映りませんでした。
超新星爆発間近といわれるベテルギウスですが爆発すると真昼のように地球を照らすと
いわれています。
果たして生きているうちに見られるかどうか?
ところで今朝内の浦から打ち上げられたSS520-4号機ですが残念ながら失敗に
終わりました。
今朝撮りに行こうと思ってましたが寝過ごしてしまいました。
※それが失敗の原因になったのか?
今回は専用設計ではなく民生品のパーツを多用しているとの事で耐久性に問題
があったのではないかとの声が多いようですが今後の発表が待たれます。
もし民生品の耐久性に問題があったのなら今後の対応が問題でしょうね。
でも仮に民生品の耐久性に問題があったとしても民間企業の今後の頑張りで
解決できるようにも思います。
日本の企業は世界が「無理だ!」と匙を投げる問題を次々と解決してきました。
ですから今回の失敗は新たな成功への道程のひとつかもしれません。
私はそう思いたいですね。
思うんですが今回のSS520というロケットは機体が小さい分、燃料もそんなに積めません。
だからHⅡやイプシロンロケットのようにゆっくり上昇する訳には行けません。
つまりHⅡやイプシロンよりも急加速して上昇する訳です。
実際イプシロンロケットが約17分で高度400㎞に達し周回軌道に至るのに対しSS520ロケット
は約7分で高度200㎞の周回軌道です。
ここで400㎞と200㎞の高度差は、それほど問題ではなく周回軌道に乗る時間です。
ほぼ2.5倍の速さで周回軌道に乗るんですから加速度も単純計算で2.5倍です。
おそらく2階からスマホを落としたくらいの衝撃が加わっているはずです。
それも7分間ですから耐久性の問題は払しょくできませんね。
逆転の翼―ペンシルロケット物語 (ノンフィクション科学の扉)
- 作者: 的川 泰宣
- 出版社/メーカー: 新日本出版社
- 発売日: 2005/11
- メディア: 単行本
ここから始まったんですよ今回のSS520ロケットも。
はやぶさが着陸した小惑星イトカワの名前の元になった糸川博士とスタッフたちの血のにじむ努力が
今実を結んでいるんです。
その意思を受け継ぐJAXAの皆さんですから次は必ず成功するはず。
※次回は必ず打ち上げを撮影します。
2017-01-15 23:39
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